連休中の大雨で農業用排水路など破損 被害は4232万円


社会
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 沖縄県農林水産部は13日、5月の大型連休中に沖縄地方で降った大雨で、県の農業用施設と林業施設に4232万円の被害が出たとまとめた。南城市、久米島町、糸満市で排水路の破損が確認された。林道ののり面崩壊も、座間味村と南城市であった。

 糸満市などのサトウキビ畑で冠水があったものの、短期間で解消され被害報告はない。水産業でも現時点で被害報告はない。

 県農林水産部は引き続き現地調査を実施し、被害の把握を行う。

 被害が確認された農業用施設や林業施設については、県の災害復旧事業を活用して、機能の復旧を図る方針。冠水の影響で、農作物に病害の発生が懸念されることから、巡回指導も行うという。