島育ちのコウノトリ? 今帰仁・古宇利で4年前から姿確認


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翼を羽ばたかせるコウノトリ=4月19日、今帰仁村の古宇利島(玉城八絵さん撮影)

 【今帰仁】国指定特別天然記念物のコウノトリが今帰仁村の古宇利島で4月に目撃された。北部市町村が新型コロナウイルス感染拡大防止のため北部地域へ入域自粛を呼び掛ける前の4月19日、父雄二さん(49)ら家族と共に古宇利島を訪れていた開邦高校3年の玉城八絵さん(18)=沖縄市=が同島で翼を羽ばたかせるコウノトリの撮影に成功した。古宇利島では2015年12月からたびたびコウノトリが確認されており、4年以上、島に居着いている可能性がある。

 沖縄野鳥の会の山城正邦会長は「帰らないところを見ると、国内の増殖事業で自然繁殖した個体の可能性もあるのではないか」と指摘した。

 撮影した八絵さんは「風景を楽しんでいたが、撮影した画像を見てコウノトリだったのでびっくりした」と話した。

 新型コロナウイルス感染拡大防止のため、北部市町村会などは4月23日から当面の間、北部地区への入域自粛を求めている。