「ナイスボール」球場活気 職域軟式野球が再開


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コロナ禍の影響で中断していた野球大会が再開。雨の中、試合で球音を響かせる選手たち=24日、うるま市のエナジックスタジアム石川(喜瀨守昭撮影)

 「ナイスボール!」「いいバッター!」。野球場に威勢の良い掛け声と球音が戻ってきた。うるま市内の3会場では24日、軟式野球の第72回夏季大会中部北支部予選が約1カ月半ぶりに再開した。職域チームの選手たちが徹底した新型コロナ感染防止対策の下、はつらつとグラウンドを駆けた。 

 市石川石崎のエナジックスタジアム石川では午前8時プレーボールの第1試合を皮切りに4試合を実施。厚い雲の合間から時折日差しが注ぐ球場は活気にあふれた。B級2回戦を2―0で勝ち上がった総合葬祭花儀社の友利翔主将(28)は「自粛でストレスがたまっていたから気持ち良かった」と爽やかに汗を拭った。

 予選2日目の4月5日を最後に中断となっていたが、こまめなベンチ消毒や選手ら全員の体温測定などを行う独自のガイドラインを策定し、再開に踏み切った。宮里勝支部長は「子どもたちが野球をできるように、まずは大人が安全を確認しながら着実にやっていきたい」と語った。