宮古駐屯地のカメラ「市民監視でない」防衛省が説明


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陸上自衛隊宮古島駐屯地(資料写真)

 【東京】野党国会議員でつくる「沖縄等米軍基地問題議員懇談会」は27日、国会内で開いた会合で、防衛省に対し、陸上自衛隊宮古島駐屯地(宮古島市)に設置された監視カメラについて質問した。同省の担当者は一般市民の監視目的ではないとした上で「駐屯地は非常に重要な施設だ。テロや攻撃などがあれば大変問題なので、そのために設置している」などと説明した。

 出席議員らは、カメラの中には農作業中の市民に向けられているものもあり、市民の監視や記録につながると問題視。「テロリストと思われ、記録されてるかどうかも分からない」として、情報公開に対応するよう求める意見も相次いだ。

 防衛省の担当者は、防犯上の安全管理のためで監視目的ではないと強調し、カメラの台数や場所については「警備上の手の内」になるとして回答を差し控えた。