「夜も眠れない」午後10時にオスプレイの騒音 普天間飛行場


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米軍普天間飛行場に着陸する垂直離着陸輸送機MV22オスプレイ=9日午後10時43分、宜野湾市内

 【宜野湾】米軍普天間飛行場で9日、オスプレイ4機が航空機騒音規制措置(騒音防止協定)の時間外である午後10時を超えて飛行した。機体が北側から着陸する際、沖縄県宜野湾市と県が測定している野嵩一区公民館で午後10時52分、最大96・2デシベルの騒音が発生した。松川正則市長は5日、沖縄防衛局を通して市民生活に配慮するよう申し入れたばかりだった。

 90デシベルは「騒々しい工場内」に相当する。市の基地被害110番には、市新城に住む男性から「ヘリが上空を飛んで夜も眠れない。抗議してほしい」との訴えがあった。

 米軍機は連日、同飛行場で午後10時以降の飛行を繰り返している。琉球大学の渡嘉敷健准教授の調査によると、夜間飛行のあった2日午後10時31分~54分、緑ヶ丘保育園と普天間第二小の屋上で88・0~95・4デシベルの騒音が発生した。