辺野古工事再開「大変遺憾」と玉城知事 県議選で「反対民意が改めて明確」


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玉城デニー知事

 沖縄防衛局が米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設に向けた工事を再開したことを受け、玉城デニー知事は12日の定例記者会見で「大変遺憾だ」と語った。7日に投開票された県議選で辺野古新基地建設が争点になったとし「反対する候補者が過半数を占めたことで、民意が改めて明確になった」と強調した。今後も政府に対し、新基地建設の断念を求めていく考えを示した。

 防衛局は12日、米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古移設に向けた作業を再開した。新基地建設の業務に携わっていた受注業者の作業員1人が新型コロナウイルスに感染し、4月17日から約2カ月、工事を止めていた。

 7日投開票の県議選では新基地建設に反対の当選者が29人と過半数を占めた。県は工事を再開しないよう求めていた。【琉球新報電子版】