広告代理店のサン・エージェンシー(那覇市)は10日の株主総会と取締役会で、会長の稲嶺有晃氏(67)が代表取締役社長に就任する新たな役員体制を決定した。
後任の会長に光文堂コミュニケーションズ社長の外間なるみ氏(58)を迎え、取締役総務部長の福地武次氏(62)が常務に昇任した。社長の島田良樹氏(65)は退任して相談役となった。
稲嶺氏は1953年生まれ。県庁を退職後、米ロサンゼルスのキャピタルマーケット代表やりゅうせきエネプロ社長、東亜運輸社長などを経て、16年6月にサン・エージェンシー会長に就いた。
11日に琉球新報社を訪れた稲嶺氏は「広告だけでなくあらゆるネットワークを広げて、沖縄の中小企業が元気になる手伝いをしたい」と述べた。