ホットドッグ50個「市職員の皆さんに」 沖縄市のソーセージ店、豚熱やコロナ対応に感謝


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ホットドッグ50個を贈った嶺井大地さん(左)と、感謝を伝える桑江朝千夫市長(中央)ら=6月19日、沖縄市役所

 【沖縄】沖縄市中央にある自家製ハムとソーセージの専門店「TESIO(テシオ)」の嶺井大地代表は19日、今年1月に市内で発生した豚熱(CSF)や新型コロナウイルス感染症の対応に従事した市職員をねぎらおうと、ホットドッグ50個を贈った。同日、市役所で贈呈式が開かれ、桑江朝千夫市長に手渡した。

 テシオは県産豚肉をソーセージなどに加工し、販売する。市内で豚熱の感染が確認された農家とは日頃から交流があったという。嶺井代表は「終息したが農家はまだ疲弊している。加工肉を通して県産豚の消費を促したい」と話した。

 豚熱の終息を待たずに、県内では4月ごろから新型コロナウイルスの感染が広がり、市内でも感染者が確認された。緊急時の対応に追われる市職員の心労を気に掛けていたという。

 ホットドッグには県産豚肉のソーセージを使用し、嶺井代表とスタッフ2人が手作りした。嶺井代表は「日頃から街づくりなどの活動で行政と連携してきた。恩返しのつもりだ」と話した。ホットドッグが大好物という桑江市長は「職員を気に掛けていただき、ありがたい。職員もやりがいを感じるだろう」と感謝した。