就活「視野を広げて」キリ学卒業生がアドバイス


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コロナ禍での転職活動の体験を語る照屋葉月さん=18日、西原町翁長の沖縄キリスト教学院大学

 沖縄キリスト教学院大学人文学部英語コミュニケーション学科は18日、新型コロナウイルスの影響で変容した就職活動の不安を乗り越えてもらおうと、4年次合同ゼミで卒業生の講話を開いた。米国、長崎、県内の卒業生3人が教室での講話やビデオ会議システムを通して体験を話し、アドバイスした。

 2018年度卒業の照屋葉月さん(26)は教室を訪れ、在学中の留学や起業、卒業後のカフェ就職、コロナ禍での転職活動について語った。子どもの貧困に取り組める企業への転職を考えていたところ、コロナ禍で企業の採用活動が停止。転職エージェントに登録し、IT系企業への就職が決まったという。

 照屋さんは「面接で子どもの貧困対策をしたいという夢を語りすぎて終わったと思ったが、採用の連絡が来た。IT業界は考えていなかったが『手に職を』と考えると今後も役に立つ。視野を広げてみてほしい」と助言した。

 コロナ禍でウェブ面接が増え、学生からはウェブ面接における注意点の質問も上がった。長崎で働く卒業生は「回線がつながりやすい場所や時間を考えて」「服装から意気込みが伝わる。スーツを着てピシッとしている学生を面接した時は人事担当として気持ちがいいと感じた」と話した。