パレスチナ併合、沖縄からもイスラエルへ抗議の声 県庁前で「自由と平和を」訴え


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 「イスラエルによるパレスチナ併合に反対する沖縄の会」は3日、再選したイスラエルのネタニヤフ首相が掲げているパレスチナ自治区ヨルダン川西岸の一部併合方針に対し、反対する抗議行動を那覇市の県庁前広場で開いた。約40人の市民が「パレスチナに自由と平和を」と書かれた横断幕を掲げ、チラシを配布して市民に訴えかけた。

 パレスチナ併合に反対する沖縄の会はパレスチナと沖縄を結ぶ会の安里英子さん、「基地・軍隊を許さない行動する女たちの会」共同代表の高里鈴代さんらが呼び掛け人となり、6月に立ち上げた。安里さんは米国での黒人差別反対デモや香港での国家安全維持法に抗議するデモなど市民の抵抗運動が広がっていることを挙げながら「米軍に土地を奪われた沖縄から声を上げる必要がある」と述べた。