サッカーFC琉球は11日、タピック県総ひやごんスタジアムでのホーム戦で、今季初めて観客を入れて実施した。1355人のサポーターは感染防止対策を守りながら、待ちわびたスタンドでの観戦を満喫した。
通常なら鳴り響いているはずの指笛の音はない。付き物の声をそろえての応援や肩組みは禁止、席の間隔を空けるなどさまざまな制限があった。それでも、サポーターは琉球が窮地をしのげば拍手を送り、好機にはうなり、身を乗り出して応援した。横断幕を掲げるなど、可能な表現方法で選手の背中を押した。
ファン歴6年だという古波蔵藍琉(あいる)君(10)は昨季、全ホーム戦を観戦しており「今日が楽しみだった。富所悠選手を応援している」と目を輝かせた。サポーター代表の池間弘章さん(56)は「いつもと違うけど、拍手で応援した。みんな我慢しながらルールを守っている」と今後も応援スタイルを模索する。