【粟国】粟国島在住の四方(しかた)正良さん(50)は12日、「ネオワイズ彗星(すいせい)(C/2020/F3)」の撮影に成功した。
ネオワイズ彗星は今年3月28日(日本時間)にNASA(アメリカ航空宇宙局)の赤外線観測衛星NEOWISE(ネオワイズ)により発見された。楕円(だえん)軌道で太陽の周りを公転、次に太陽に近づくのはおよそ6800年後。7月4日に太陽に最も接近し、現在は日の出前に北東の空の低い位置で確認できる。
今月中旬からは日没前の北西の空に見えるようになり、7月23日には地球に最接近する。
四方さんは「7月末までには継続的に観察し、二度と見ることのできないこの彗星を、可能であれば粟国島の子どもたちと一緒に観察できたらと思っています」と話した。
7月下旬にかけて暗くなっていき、8月下旬には肉眼で観測することができなくなると予想されている。(大城智恵通信員)