基地地元「PCR検査受けたい」相談相次ぐ 米軍コロナ拡大


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 【中・北部】新型コロナウイルス感染者が在沖米軍基地で相次いで確認されていることを受けて、本島中北部の基地所在市町村には住民から問い合わせが相次いでいる。「軍関係者と接触したかもしれず、PCR検査を受けられるか」との相談もあり、住民に不安が広まっている。

 普天間飛行場や嘉手納基地などを抱える本島中部では16日までに、宜野湾市と沖縄市に米軍基地のコロナ感染拡大について問い合わせがあった。宜野湾市には基地に近い飲食店などから数件、基地関係者の来店への不安が寄せられたという。北谷町には、米軍が町内の民間ホテルを人事異動者隔離用に借り上げている件について16日までに25件の問い合わせがあった。

 本島北部では16日までに米軍キャンプ・ハンセンを抱える金武町や恩納村に住民から相談が寄せられた。金武町には9日以降、日に数件相談があり、「軍雇用員が基地に出入りしても大丈夫か」などの声が寄せられている。恩納村には15日、民宿の隣に住むという住民から「外国人も民宿を利用している。(周辺住民が)PCR検査を受けるにはどうしたらいいのか」との問い合わせが1件あった。