集中力切らさず勝負強さを発揮 興南の比嘉が連覇 高校総体・ゴルフ女子


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 2020年度県高校総体第3日は20日、ゴルフは男女ともプレーオフにもつれ、男子は仲宗根祥仁(宜野座1年)が制し、女子は比嘉里緒菜(興南3年)が2連覇を果たした。

プレーオフ18番 パットでピンに寄せる興南の比嘉里緒菜=20日、宜野座カントリークラブ(喜瀬守昭撮影)

 比嘉里緒菜(興南)は2年連続となったプレーオフで勝ちきり、連覇を飾った。最後まで集中力を切らさず勝負強さを発揮した。

 中学時代からの仲良しの髙里由貴子(沖縄カトリック)とスコア73で並んで最終対決へ。18番(パー5)の4打目、グリーンそばのラフから得意のパターでピンそば70センチまで寄せた。「微妙なラインで緊張した」というが、ウイニングパットを確実に決めた。

 福岡での大会から戻ったばかりで、後半は日差しの強さから体力を消耗していたという。そんな中でも攻めのゴルフを心掛けた。「結果的にバーディーチャンスに恵まれ、パーも多くとれた。疲れも次第に気にならなくなった」と話す。

 好スコアを支えたのはパター。「最初は芝の状態が把握できす、距離感やラインを読むのに苦労した。徐々に感覚をつかんで長いパットも2打では確実に決めることができた」と振り返る。

 大学進学を見据え、受験勉強に励むが、競技も平行して取り組む。次は8月中旬に鹿児島で九州ゴルフ連盟の大会に興南チームで出場する。「力を出し切れるようプレーしたい」と照準を定めた。
 (大城三太)


(宜野座カントリークラブ)
【女子】

▽個人 (1)比嘉里緒菜(興南)73(36、37)(2)髙里由貴子(沖カト)73(37、36)(3)石原渚娑74(37、37)(4)伊佐美音(興南)74(36、38)(5)賀数心南(同)79(41、38)(6)喜久山紗弥(宜野座)79(39、40)(7)大内桜(同)79(39、40)(8)宮城杏(興南)80(40、40)(9)石原果楓(宜野座)80(39、41)(10)田川日々海(那覇商)82(42、40)(11)名嘉千尋(興南)82(41、41)(12)塚原李里香(宜野座)83(41、42)(13)野中凛々子(同)83(41、42)(14)山根美桜奈(コザ)83(37、46)(15)池宮城飛沙(宜野座)89(50、39)

▽団体 (1)興南232(比嘉=73、賀数=79、宮城=80)(2)宜野座233(石原渚=74、大内=79、石原果=80)