米海兵隊「沿岸連隊」2027年までに沖縄配備の計画


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 【東京】米海兵隊が組織再編に伴い創設を検討する「海兵沿岸連隊(MLR)」について、2027年までに沖縄に配備する方向で計画している。海兵隊トップのバーガー総司令官の話として、ロイター通信が伝えた。配備について既に日本側とも協議を始めているという。

 海兵隊が今年3月に公表した「戦力デザイン2030」では1万2千人の海兵隊員を削減し、航空機部隊や砲兵大隊なども縮小する一方、新たにMLRを三つ創設しインド太平洋地域での戦闘に備える構想を描く。MLRはまず米ハワイに配備し、沖縄のほかグアムにも置く計画だという。

 MLRは数千人の部隊規模とみられるが、ロイター通信によると沖縄配備による在沖海兵隊の兵力増加は見込まれていないという。