集団献血、相次ぎ中止 436人分が不足 沖縄県赤十字が協力呼び掛け


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沖縄県赤十字血液センター「くもじ献血ルーム」=那覇市久茂地

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で十分な血液が確保できていないことから、県赤十字血液センターが献血への協力を呼び掛けている。

 同センターによると、新型コロナの感染拡大で人が集まることへの懸念から、企業による集団献血の中止や延期が相次いでいる。8月は55台分の献血バスを企業に配車する予定だったが、12日時点でキャンセルの連絡が12件あった。県内では436人分の血液が不足しており、特にO型の血液が少ないという。同センター献血推進課の眞喜志淳課長は「献血は不要不急の外出にあたらない。このままだと血液を必要とする方に提供できなくなるので、ぜひ献血に協力してほしい」と呼び掛けた。

 常設のくもじ献血ルーム(那覇市久茂地)は平日午前9時半から午後1時、午後2時から5時まで、土日祝日は午前9時から午後1時、午後2時から5時まで受け付けている。献血バスの運行状況は同センターのホームページで確認できる。アドレスはhttps://www.bs.jrc.or.jp/bc9/okinawa/place/m1_03_index.html