Uber Eats進出、沖縄での配達スタート 70以上の飲食店が提携 那覇と浦添で


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店舗から注文された商品を受け取るウーバーイーツの配達員(左)=26日、那覇市安里

 米配車大手ウーバー・テクノロジーズが手掛ける飲食品の宅配サービス「Uber Eats(ウーバーイーツ)」が26日午前、沖縄本島の一部で事業を開始した。対象エリアは那覇市北部と浦添市の一部で、沖縄への進出は全国で27カ所目となる。日本法人のウーバージャパンは取材に対して「エリアを拡大できるよう積極的に取り組んでいく」とし、県内での事業拡大を目指す考え。

 26日時点で県内の和食や洋食、スイーツなど70店以上が提携する。専用アプリから注文し、ウーバーイーツに登録する個人が配達を担う。配達員は提携店で料理を受け取り、配達料320円(税込み)で客が指定した場所に届ける。同社は県内で配達員として登録する人数を非公表としている。

 配達時間は午前9時~午前0時で、提携店舗によって異なる。ウーバージャパンは取材に対して「沖縄のお客様に、アプリのタップ一つで様々な料理をオーダー出来る楽しさ、料理が平均30分で届く便利さを、ぜひ体験してほしい」とし、利用を呼び掛けた。配達員として登録したタレントの比嘉やすあきさん(27)=嘉手納町=は「感染症の影響で本業の仕事がゼロになってしまったが、どうにか変化を起こそうと挑戦を決めた。本業のタレント活動が忙しくなっても、隙間時間に働き、楽しいエピソードや人との出会いが広がる好循環を生み出せたらと願っている」と語った。