【名護】名護市山入端の島袋信子さん(85)が2004年に同市の21世紀の森公園で撮影した3人の女性を探している。撮影日は04年6月27日。現像後しばらく写真のことは忘れていたが、県外に住む長女に写真アルバムを作って送ろうと過去の写真を整理していたときに女性たちの写真を見つけた。島袋さんは「名護での思い出として、ぜひ彼女たちに届けたい」と述べ、モデルになってくれた女性たちに写真を送ることを願っている。
カメラが趣味の島袋さんはこの日、名護市の21世紀の森公園に足を伸ばし、風景や人物にピントを合わせて撮影していた。かき氷を食べていた3人の女性に撮影を依頼すると快く応じ、ポーズまで取ってくれたという。
島袋さんは「今はもう30代かね。結婚して子どももいるかもしれないけど、写真はいい思い出になると思う。私がそのまま持っておくのはもったいない」と話した。
本部町浜元出身の島袋さんは結婚後、名護市山入端に居を構え、集落の幼稚園の教諭などをしながら3人の子どもたちを育て上げた。
退職後は名護市が2003年に始めた、生涯学習教育「名護市いきいき活躍大学」に第1期生として入学し、沖縄の歴史や民俗、生け花などを学んだ。
その「いきいき大学」で熱中したのが写真。03年5月、68歳の誕生日に子どもたちからカメラを贈られ、同期生らと花や風景、人の撮影をしてきた。
写真に心当たりのある人は、島袋さんまで。連絡先は(電話)090(3196)9525。
(松堂秀樹)