トレーラーハウス、コロナ感染者の一時待機場所に 沖縄の企業「駐車場に置くだけ」


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名護市役所に受付事務所用として設置されたトレーラーハウス。今後は換気扇や小窓の多い医療用トレーラーハウスの展開を予定している(トレーラーハウス沖縄提供)

 車検付きトレーラーハウスの販売やレンタルを手掛けるトレーラーハウス沖縄(南城市、前里宗一郎社長)は、病院などで新型コロナウイルスに感染した疑いのある患者の一時待機場所などとして、医療用トレーラーハウスの活用を提案している。

 医療用トレーラーハウスは長さ約6メートル。内部は12・5平方メートルほどの空間があり、通常のトレーラーハウスと比べて換気扇や小窓の数を多く設置できる。床や天井は拭き取りやすい材質を使用している。病院や市町村から問い合わせがあるという。

 前里社長は「プレハブを設置する場合、建築確認申請や基礎工事が必要で数カ月単位になるが、トレーラーハウスは駐車場に置くだけですぐに設置できる」と利点を説明する。シャワールームやトイレなどを付けることもでき、一時的な宿泊場所としての利用も可能という。

 料金はスケルトンタイプで販売価格が298万円、レンタル価格は期間によって変動するが月額14万8千円からとなる。運搬、設置は別料金。問い合わせは(電話)070(6596)1276。