台風9号の被災者へ 融資、相談窓口を開設 沖縄県内の金融機関


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台風9号の暴風でなぎ倒されたサトウキビ=2日、久米島町島尻(盛長容子通信員撮影)

 台風9号の被災者に対して、沖縄県内金融機関が支援融資の取り扱いや相談窓口の開設などの支援を始めている。各機関の営業店などで問い合わせを受け付けている。

 琉球銀行は「被災者支援融資」の取り扱いを開始した。個人事業主と法人は事務所の修繕や改装、個人は住宅の修繕や自家用車の修理、買い換えなどで活用できる。通常の適用金利より優遇する。

 沖縄銀行は「自然災害復旧支援資金」の対象災害に台風9号を追加指定した。被害に遭った県内の法人や事業主、個人を対象として、復旧に必要な資金50万円以上2000万円以内を特別金利で支援する。

 沖縄振興開発金融公庫は本店と各支店に「相談窓口」を設置した。復旧に必要な資金の融資や返済方法の変更に関する相談を受け付ける。事業資金の問い合わせは各店舗、住宅資金関連の相談は本店融資第三部住宅融資班(電話)098(941)1850。