暴風域の大東島地方、南と北合わせ116人が避難【5日午前10時】


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避難所で夜を明かした避難者=5日午前9時半ごろ、 南大東島の村多目的交流センター

 非常に強い台風10号の接近を受け、大東島地方は5日午前7時までに暴風域に入った。港には高波が打ち付け、サトウキビが暴風にあおわれ傾く様子が見られた。午前9時現在、南大東島では68人、北大東島では48人が避難所などに避難している。

 南大東島では村多目的交流センターに68人が避難。当初の想定50人を上回り、担当者は空きスペースを活用し対応した。午前中には村保健センターを新たな避難所として開設する予定。

 北大東島では村複合型福祉施設などに19人、宿泊施設「ハマユウ荘 うふあがり島」に29人が自主避難している。沖縄電力によると、同村の港地域では10戸が停電している。

 台風10号は6日未明に大東島地方に最接近する見込み。【琉球新報電子版】