
5日午前3時47分ごろ、宜野湾市真栄原で「空き家から黒煙が見える」などと目撃者から119番通報があった。
宜野湾署と宜野湾市消防本部によると、ギャラリーなどが入る1階平屋建ての建物が全焼した。当時、建物内に人はおらず人身被害の報告は入っていない。同署と同消防が火元や火災の原因など詳しく調べている。
現場は宜野湾市真栄原の通称新町といわれた「真栄原社交街」があった地域の一角。ギャラリーの関係者によると、かつての店舗を改装し、写真展やイベントスペースといった展示場などとして使用されていたという。
現場近くに住む30代女性は「煙の臭いで目が覚めた。ベランダに出ると目の前が燃えていた。熱を感じるほど火が近く、怖くて眠れなかった」と話す。70代女性は「サイレンは聞こえるが消防がなかなか到着しなかった。新町中に煙が充満して息苦しかった」などと話した。【琉球新報電子版】