新型コロナやPFASに米軍へ怒りの声 嘉手納基地前で市民ら抗議集会


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米軍嘉手納基地前を練り歩き、基地周辺の汚染問題などについて抗議する参加者=4日、北谷町砂辺

 【中部】新型コロナウイルスの米軍基地での感染拡大や嘉手納基地周辺で検出されている有機フッ素化合物(PFAS)の問題を受け、嘉手納ピースアクションは4日、北谷町砂辺の嘉手納基地第1ゲート前で抗議集会を開いた=写真。早朝から30人以上が集まり、基地の閉鎖や撤去、基地内の調査などを求めた。

 共同代表の伊波義安さんは北谷浄水場のPFASの値が1リットル当たり30ナノグラムの結果が出ていることについて「粒状活性炭を使っても30ナノグラムもある。そもそも基準値は1ナノグラム以下であるべきだ」と強調した。ほかの参加者からも「(国の基準値は)命と健康、安全を守る基準ではない。容認できない」と怒りの声が上がった。