FC琉球 1カ月ぶりの有観客で会場は一体に サポーターも観戦を満喫


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試合終了後、快勝した琉球イレブンをたたえるサポーター

 サッカー明治安田J2の第18節は9日、各地で行われ、FC琉球はタピック沖縄県総ひやごんスタジアムで大宮アルディージャと戦い、5―0で完勝した。

 約1カ月ぶりの有観客でのホーム戦。鳴り物や声を出した応援ができないため、744人のサポーターは拍手で選手の背中を押した。セットプレーでは手拍子が起こり、惜しい場面ではため息が漏れたが、得点シーンでは思わず立ち上がって叫んだり、ダンスをしたりするサポーターもいた。全体として会場は一体となって応援していた。

 ファン歴5年以上の川﨑璃玖さん(9)=沖縄市=は有観客での試合について「やっと始まった。これから勝ってほしい」と待ちに待った観戦を喜んだ。東洋大2年の友寄慈温さん(19)=那覇市出身=は「テレビとは違う雰囲気で楽しい」と会場での応援を味わった様子だった。