那覇空港で抗原検査、条例明記へ コロナ水際対策、沖縄県議会に改正案提出


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那覇空港=8月

 新型コロナウイルス感染症対策について話し合う県議会の小委員会(當間盛夫委員長)が10日開かれ、無所属の会が那覇空港での抗原検査を実施するための条例改正案を提案した。空港における水際対策を巡って同会派は、新たな条例制定を目指していたが、既存の条例を改正したほうが迅速に検査体制を構築できると判断し、今回改めて改正案を提案した。

 無所属の会が改正を目指す条例は、今年7月に県議会で可決された「県新型コロナウイルス感染症等対策条例」で、改正案では空港での検査について「知事が必要と認める時は来訪者に検査の受診を促すよう努める」などと明記した。さらに、県の責務として「県民や事業者のほか『来訪者』からの相談や必要な支援を行うよう努める」と盛り込んだ。改正案は、11日の小委員会で協議する。

 空港での検査体制の構築に向けて無所属の会と会派おきなわの2会派は7日にそろって上京し、衛藤晟一沖縄担当相に対して財政支援などを求める要請書を手渡した。