沖縄県教育委員会は3日、高等支援学校と特別支援学校高等部に通う生徒らの雇用拡大と障がいの理解を目指した「特別支援学校就業支援キャンペーン」を実施した。例年9月の障がい者雇用支援月間に、大平特別支援学校など6校の代表生徒が事業所を訪問し、就業体験受け入れを呼び掛ける。今年は新型コロナウイルスの感染防止のため出発式を行わず、各校代表生徒が6事業所を訪問した。
大平特別支援3年の金城佳奈さんと前兼久翔太さん、金城弘昌教育長らは県ホテル協会を訪れた。金城教育長は「新型コロナの影響で厳しい状況だが、障がい者の雇用の促進に向けた就業体験の受け入れ、積極的な雇用の拡大に力添えをしてほしい」と要望した。
生徒代表の前兼久さんは「2週間の就業体験でたくさんのことを学んだ。体験後も学校や日常生活で元気よくあいさつをできるよう、心掛けている」と話した。