沖縄政策を国政の重点テーマに 新総裁に望む声 県選出自民議員


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西銘恒三郎氏(竹下派)

 【東京】自民党総裁選で菅義偉官房長官が総裁に選ばれたことを受け、沖縄県関係の自民党衆院議員3氏は沖縄政策にも重点的に取り組むよう期待を寄せた。

 菅氏の推薦人になった西銘恒三郎氏(竹下派)は、支持が集まった要因を「政策をやり遂げる力が強い。県内の首長も要請に行って(世話になって)いる」と分析。政権が取り組むべき課題として新型コロナウイルス対策と経済社会活動の両立を挙げ「挙党一致で取り組まなければいけない」と気を引き締めた。

宮崎政久氏(竹下派)

 菅氏を支持した宮崎政久氏(同)は「新型コロナの防止対策と経済活動の両立は難しいかじ取りになる。国民、県民の暮らしに一番いいことを間断なく決断していくことを期待している」と強調。沖縄政策で望むことについては「観光立県について、私たちも政権のど真ん中で支えていきたい」と語った。

国場幸之助氏(岸田派)

 岸田文雄政調会長を支持した国場幸之助氏(岸田派)は「(岸田氏が)89票取れたのは、期待もあったからだと思う。次につなげないといけない結果だ」と振り返った。新総裁の菅氏に関しては「沖縄政策の経験が長い。今まで同様に沖縄に足を運んでもらい、国政の大事なテーマとして貫いてほしい」と語った。