コロナ第2波の今後は? 専門家らが議論 沖縄大学メディア研究所が動画配信


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(左から)高山義浩医師、司会進行の島田勝也さん、松本哲治浦添市長=8月26日、北中城村のイオンモール沖縄ライカム内の「スタジオ キタナカ」

 【北中城】沖縄大学メディア研究所主催による動画配信番組「琉球プライム vol.5―沖縄羅針盤―」が8月26日、北中城村のイオンモール沖縄ライカム内の「スタジオ キタナカ」で動画配信された。

 ゲストに県立中部病院感染症内科の高山義浩医師、コメンテーターに浦添市の松本哲治市長を迎え「第二波を受けて現状と今後」を
テーマに議論が交わされた。

 高山医師は第1波から第2波にかけて、医療現場でも初期治療などのノウハウが確立されてきたとし、データを基に「65歳以下は無症状が多いため濃厚接触するなというだけではなく、その世代へのメッセージの出し方が大事。今後は重症化しやすく致死率の高い80代以上をいかに守っていけるのかがポイント」と訴えた。

 また松本市長から世田谷モデル(「誰でも、いつでも、何度でも」を提唱)といわれるPCR検査体制について質問され、高山医師は「発熱すれば検査は必要だが、実践的に振り返り、どこが脆弱(ぜいじゃく)かを洗い出す作業が必要」と述べた。約1時間の動画はネット上で視聴可能。「琉球プライム 沖縄羅針盤」で検索。

 (喜納高宏通信員)