地域おこし協力隊はユーチューバー 北中城村の魅力を動画配信 名所や飲食店紹介


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動画投稿サイト・ユーチューブで北中城村の魅力を配信している地域おこし協力隊の(右から)吉田まり子さん、吉田孝さん、篠田宇希さん=北中城村内

 【北中城】地域おこし協力隊はユーチューバー。新型コロナウイルス感染拡大での観光客減少を受け、地域を盛り上げようと北中城村地域おこし協力隊の3人がこのほど、動画投稿サイト・ユーチューブで「キタナカ協力隊TV」を立ち上げた。同村の観光地や飲食店を紹介した動画を投稿している。「愛されるローカル番組のような雰囲気でやっていきたい。ぜひ北中城村を知るきっかけにしてほしい」と視聴を呼び掛けている。

 コロナ禍で行動が制限される中、地域の観光大使としての役割もある協力隊の3人が「全国各地のどこからでも北中城村を味わってほしい」と考えたのがきっかけ。撮影機材はスマートフォンのみで、編集なども無料アプリを使用し自身らでこなしている。初回の紹介動画に続いて、村内の飲食店でのケーキバイキングの紹介や歴史道をたどる様子がアップされている。

 動画で「ヒロキング」として登場する篠田宇希(ひろき)さん(32)は「編集技術が上がっていく様子も楽しんでほしい」と笑う。「タカシ」こと吉田孝さん(34)は「昔はよく捕れたというタツノオトシゴの調査もしてみたい」と話した。3人が所属する村内にある団体の部署やそれぞれの特技を生かした動画投稿も考えており、ヨガインストラクターの資格を持つ「マリコ」こと吉田まり子さん(34)は「健康に関することも発信していけたら」と意気込む。

 現在は、知人などに声を掛け、登録者数が100程度だという。目標登録者数は1000人。「声を掛けてもらえるぐらいまで頑張って広げていきたい」と声をそろえた。「キタナカ協力隊TV」で検索すると視聴できる。