子育て支援基金、豊見城市議会が賛成少数で否決 山川市長「心痛」


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 【豊見城】豊見城市議会(大城吉徳議長)は25日、9月定例会最終本会議を開き、市税やふるさと納税の一部と市民、企業からの寄付金などを財源とし、切れ目の無い子育て支援をするためのこども未来基金条例案を賛成少数(賛成7、反対14)で否決した。議会終了後、山川仁市長は「子育て支援を望む市民のことを思うと心痛な思いだ」とコメントした。

 与党は5人が賛成討論した。一方、野党は反対討論で3人が「予算が複雑で市民にとって分かりづらい」などと批判した。

 同日、これまで3度否決されてきた「与根体育施設の設置・管理条例廃止案」も賛成少数(賛成7、反対14)で4度目も否決した。