沖縄県内コロナ1人死亡 新規感染は3週間ぶりに20人


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新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真(米国立アレルギー感染症研究所提供)

 県は26日、新型コロナウイルス感染症で沖縄市の60代男性1人が死亡したと発表した。県内での死者は46人目。新規感染者は20人と急増し5日以来3週間ぶりに20人に達した。多くの観光客が訪れた19~22日の4連休の影響について県の糸数公保健衛生統括監は「明日以降の感染者数を見なければ判断できないが、連休中に感染が広がった可能性はある」とした。 

 19日と25日に新規感染者として公表した2人は偽陽性と判明したため感染者数から取り下げた。

 死亡した男性は新型コロナ感染症を5日に発症し7日から入院していた。重症から回復した後の24日に死亡した。死因は調査中。死亡者の発表は12日以来2週間ぶり。

 新たに感染した20人のうち11人が県内患者の家族や親族といった接触者だった。また、いずれも那覇市の女性で40代の接客業、60代の飲食業、60代のサービス業の3人が連休以降に発症していた。糸数統括監は「連休中に感染者と接触していた可能性がある」として今後の動向を警戒した。

 新規感染者には20代女性の医療関係者が2人、50代女性の介護士が1人いたほか、80代男性と90歳以上女性の高齢者が2人いた。いずれもクラスター(感染者集団)との関連は確認されていない。

 米軍キャンプ・フォスターで1人の陽性者が出た。