コロナ家庭内での感染相次ぐ 沖縄県が防止策を呼び掛け


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新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真(米国立アレルギー感染症研究所提供)

 県内の新型コロナウイルス感染症の新たな感染者数は減少のペースが鈍化し、高齢者の家庭内感染も相次いでいる。県は、飲食など外での活動で家族の誰かが感染し、ウイルスを家庭に持ち込んで感染が広がるケースが目立っているとして注意を呼び掛けている。 

 家庭内の感染拡大防止策について、県の糸数公保健衛生統括監は、微熱や体がだるいなど、体調に不安がある場合は仕事を休み、部屋から出ないこと、部屋を隔離し、他の人と距離を保つことが基本だとした。食器やトイレ、風呂なども共用しないことが重要だと強調した。

 保健所から濃厚接触者と認定された場合は、感染している可能性があるので、2週間程度は外に行かないこと、人と接する場合は距離を保つなどの慎重な対応も求める。「一番大事なのは、濃厚接触になって症状が出た時に、すぐに検査し、隔離措置を取ること。体調に気を付け、異変を感じた場合は早めに受診してほしい」と呼び掛けた。