守れ!あちこーこー島豆腐 保存プロジェクトが始動 保温剤の配布、クラファンで資金調達


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あちこーこー島豆腐保存プロジェクトのイメージ

 温かいまま販売される「あちこーこー島豆腐」の安全を守るため、沖縄県豆腐油揚商工組合(久高将勝理事長)は「あちこーこー島豆腐保存プロジェクト」を2日、開始した。

 消費者に安心して食べてもらうためのあちこーこー島豆腐の販売基準「55度以下になったら3時間以内」を周知する広報活動を実施するほか、工場出荷からスーパーの納品時まで55度以上を維持するため、保温剤と放射温度計を島豆腐製造業者に配布する。

 また、豆腐製造業者がHACCP(ハサップ)の考え方に基づいた衛生管理に取り組めるように説明動画を制作し、組合のホームページで無料公開する。

 プロジェクトにかかる費用は豆腐製造事業所、県内スーパー各社、飲食店などの協賛とクラウドファンディングを通じて資金を調達する。10月で協賛を募り、11月からクラウドファンディングを開始する予定。プロジェクト事務局の伊志嶺哉さんは「作りたての豆腐が食べられるのは沖縄だけ。安心安全のための基準を守りながら、あちこーこー島豆腐を保存する方法を県民みんなで考えたい」と話した。