県内コロナ感染20人 PCR陽性6%、「蔓延期」迫る


この記事を書いた人 Avatar photo 大城 誠二
新型コロナウイルス

 沖縄県は4日、新たに10代から90代の20人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者は11.05人で、2日連続全国1位。直近1週間平均の新規PCR検査陽性率は6.0%で3日から1.2ポイント上昇しており、7%超が対象となる警戒レベル判断基準の第4段階「感染蔓延(まんえん)期」に近づいている。

 新規感染者の推定感染経路はこれまでの感染者との接触が7人、調査中が13人。70代以上の高齢者は5人だった。行政検査で6人、保険診療で14人の陽性が判明した。感染者数が2桁台となるのは9日連続で、20人以上は5日連続となった。

 1日から政府の国内旅行喚起策「Go To トラベル」の対象地域に、これまで除外されていた東京が追加された。人の移動の増加が見込まれるが、県の糸数公保健衛生統括監は「今後は注意報などで注意喚起していくことになると思う」との見方を示した。

 9月30日に新規感染者として発表した30代女性は抗原検査で陽性と判定されたが、追加のPCR検査で陰性だったため、感染者数から除外した。累計の感染者は2588人となった。米軍関係者の新たな感染者の報告はなかった。