自民県連役員や経済界と懇談、初来県の加藤官房長官 きょう知事らと会談


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
加藤勝信官房長官

 沖縄の基地負担軽減担当相を兼ねる加藤勝信官房長官は9日来県し、那覇市の沖縄ハーバービューホテルで自民党県連役員や経済界、保守系の首長らと懇談した。出席者によると、加藤氏は「米軍基地の整理縮小に頑張りたい」と語った。来県は同担当相、官房長官就任後初めて。

 会合は完全非公開で行われた。県連幹部によると、会合には県連最高顧問の仲井真弘多元知事ら県連役員、保守系首長らでつくる「チーム沖縄」、県商工会議所連合会の石嶺伝一郎会長や県経営者協会の金城克也会長ら約60人が出席した。

 県連の島袋大幹事長によると、加藤氏は冒頭のあいさつで「総理から沖縄に寄り添い、沖縄の諸問題を解決するよう頑張ってほしいと言われている。諸問題の解決に向けて頑張りたい」と語った。会合では次期衆院選について話題は出なかったという。

 加藤氏は9日、来県に先立った東京都内での会見で「普天間飛行場をはじめとする在日米軍基地の現状のほか、基地の跡地利用による沖縄振興政策の状況についても直接、この目で見て確認したい」と語った。10日には玉城デニー知事や渡具知武豊市長、名護市の辺野古新基地建設現場に近い久辺3区の区長らとの会談などを予定している。