貸し切りバス、感染症対策PR 消毒方法など実演 沖縄県バス協会


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
感染症対策をPRし、貸し切りバスの利用を求める県内バス会社のバスガイドら=9日、那覇市の沖縄総合事務局

 県バス協会(小川吾吉会長)は9日、貸し切りバスの感染症対策をPRするイベントを那覇市の沖縄総合事務局駐車場で開いた。新型コロナウイルス感染症の影響で、沖縄への修学旅行の予約の約45%がキャンセルとなるなど貸し切りバスの需要が減少している。バスの感染症対策をアピールすることで、バス旅行の利用促進を訴えた。

 イベントには県内の貸し切りバス事業者が参加し、協会が策定した対応ガイドラインに沿った消毒方法や車両点検などを実演した。バスガイドらは窓枠や手すりなど、人の手に触れやすい場所を入念に拭き取るなどして感染症対策を実践していた。

 小川会長は「ガイドラインに沿った感染症対策を徹底し、『沖縄に行こう』と思っていただけるようメッセージを発信していきたい」と語った。

 沖縄総合事務局の米山茂運輸部長は「需要の回復に向けて、一番重要なことは安心、安全の確保だ。(県内事業者は)ガイドラインを策定して感染症対策に取り組んでいる」と述べた。