沖縄振興計画「効果的政策に予算」 沖縄担当相が精査方針示す


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 河野太郞沖縄担当相は9日の会見で、2021年度に期限を迎える沖縄振興計画について「これまでの政策をきちんと見直す」と話した。「効果のあったところに予算を寄せていく」とし、政策の効果を精査した上で新たな振興計画に生かす考えを示した。

 河野氏は玉城デニー知事との連携を強調した上で、「効果があったものとなかったものとを、きちんと評価する」とした。

 また、分析には、ビッグデータを活用した地域経済分析システム「RESAS(リーサス)」を活用するとも明かした。リーサスは、地図やグラフを駆使して「産業」「人口」「自治体比較」などの統計を地図上で表示するシステム。異なる二つのデータを掛け合わせた相関を分析できる。

 河野氏は「しっかりとエビデンスに基づいた政策評価をして、次につなげていきたい」と意欲を示した。