沖縄でコロナ11人感染 南部徳洲会病院、11日までに8人感染 


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 県は11日、新たに20代から80代の男女11人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。このうち女性1人は南部徳洲会病院の医療関係者で、病院のホームページによると11日までにこの女性を含め職員3人、患者5人の計8人が感染している。県はクラスター(感染者集団)に当たるかどうか「確認中」としている。
 11日時点で病床数253に対し177人が入院中で、病床占有率は69・96%となっている。県の判断指標で第3段階の「感染流行期」の範囲内にあるものの、第4段階の「感染蔓延期」(70%超)が迫っている。県は9日付で県内医療機関に対し病床確保を依頼しており、県の糸数公保健衛生統括監は「(病床数は)拡張していくと見込んでいる」と説明した。
 11日発表の11人の居住地別内訳は那覇市4人、浦添市3人、宮古島市2人、豊見城市1人、南部保健所管内1人。県内の累計感染者数は2740人となった。直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者数は11・05人で、9日連続で全国最多。米軍関係者の感染に関する報告はなかった。