社民県連、立民合流賛成 党大会へ方針 政権交代へ「やむなし」


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国会議事堂

 社民党県連(照屋大河委員長)は17日、執行委員会を開き、立憲民主党から提案のある両党の合流について、県連として「賛成」することを賛成多数で決めた。政権交代に向けて合流は「やむなし」との意見が大勢を占めた。合流の賛否が諮られる予定の臨時党大会で、県連の持ち分である4票全てを賛成票として投じることを確認した。

 会合後、仲村未央書記長は「辺野古新基地建設問題など沖縄が抱える諸問題は国政と直結する。県連内で1年以上にわたり議論してきたが、国会での議論なくして県民の要求には応えられないと判断した」と県連の考え方を述べた。

 社民と立憲民主の合流を巡っては、昨年12月に立民の枝野幸男代表が打診。社民党本部(全国連合)は各都道府県連に意見集約を図るよう指示を出していた。

 11月14日に開く党大会で合流の賛否を投票で決める場合、全国の代議員187人がそれぞれ1票を投じる。沖縄県連は照屋寛徳衆院議員が持つ国会議員票を含めて4票の持ち分がある。ただ、党内には合流に慎重意見もあり、推進派との主張の対立がある。