乗り降り自由 浦添市に地域バス「うらちゃんミニ」 来月から実証実験へ


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11月1日から運行が始まる浦添市のコミュニティーバス「うらちゃんミニ」=19日、浦添市役所

 【浦添】沖縄県浦添市は市内で乗降場所を自由に指定できるフルデマンド型のコミュニティーバス「うらちゃんミニ」を11月1日から運行する。実証実験として1年間、12台が走行する。市によると、この規模で都市部のフルデマンド型コミュニティーバス実証実験は全国初。松本哲治市長らが19日、発表した。

 公共交通の空白エリア解消や、車を持たない高齢者らの利便性向上が目的。

 バスは30分前までに予約すれば市内全域で利用可能。時間は午前7時~午後7時。予約時に乗車場所と降車場所、希望日時、人数などを伝える。料金は市内のどこで乗り降りしても大人400円、65歳以上と障がい者は300円、小児(6歳~小学6年)は200円、1歳から5歳までは大人同伴1人まで無料で2人目から小児運賃、1歳未満無料。市民以外も利用可能。

 ワンボックスカーを利用してだこモビリティサービス有限責任事業組合が委託を受け、運営する。事業費は調査委託も含め、1年で約3600万円。採算性や既存の交通機関への影響などを検証し、民間事業として継続できるかを検討する。

 予約は予約センター(電話)098(875)0250、またはウェブhttps://forms.gle/DY6b3izndUgvLJtu6(QRコード)から。

https://forms.gle/DY6b3izndUgvLJtu6