拍手で「チバリヨー!」 比嘉大吾の移籍初戦 会場にファンの熱気


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比嘉大吾選手の登場を拍手で迎える観客ら=26日、東京都文京区の後楽園ホール(ジャン松元撮影)

 26日に、東京都の後楽園ホールで開催された比嘉大吾選手の所属ジム移籍後初のバンタム級初戦。会場には、地元・宮古島はもちろん、「大吾ファン」が全国から集まり、熱気に包まれた。

 沖縄から駆け付けた応援団は、比嘉選手の名前が入ったおそろいのTシャツで試合を見守った。会場では、新型コロナウイルス感染症防止のため、声援は禁止されていたが、手拍子や手作りの横断幕などを掲げ、試合を盛り上げた。

 宮古島から駆け付けた、父・等さん(52)は「良い動きをしていた」と自慢の息子を誇らしげに語る。相手は、高校時代から両親とも交流のある堤聖也選手。結果は引き分けとなったが「パンチもスピードがあり、2月の試合よりレベルアップしていた」とうれしそうに話した。再び世界王者を目指す息子に「良いスタートが切れたんじゃないかな」とエールを送った。