「一流の野球選手になって」楽天4位の内間選手 友人や恩師がエール プロ野球ドラフト


この記事を書いた人 Avatar photo 上里 あやめ
楽天4位指名を万歳して喜ぶ内間拓馬選手の同級生ら=26日、本部町

 【本部】東北楽天ゴールデンイーグルスに4位指名された内間拓馬選手(亜細亜大)の出身地、本部町では知人らが飲食店に集まり、ドラフト会議の行方を見守った。指名の瞬間、「やったー」と歓声が湧き起こり、ハイタッチで喜び合った。人口約1万3000人の町からのプロ野球選手誕生に「プロ入りを信じていた」「皆の夢を拓馬に託す」と大きな期待を寄せた。

 小学3年で地元の少年野球チームに入った内間選手を監督として指導した知念隆夫さん(68)は「目立つタイプではなかったが、とにかく話を素直に聞いて努力する子どもだった。まさかプロ入りするとは。大学での環境と努力のたまものだ」と驚いた表情。「今後も持ち前の素直さで上を目指してほしい」とエールを送った。

 内間選手を幼少期から知る池宮城政章さん(42)らはその場で早速、後援会を立ち上げた。会長に就任した池宮城さんは「皆の夢を拓馬に託す。頑張って一流の選手になってほしい」と語った。

 町内の同級生宅には、少年野球のチームメートらが集まった。保育園からの幼なじみの具志堅理平さん(21)は「小さい頃からプロ野球選手を夢に頑張っていた姿を見ていたので、指名を受けてほっとした。同級生として誇らしい」と涙を浮かべ喜んだ。

 本部中野球部時代に監督として内間選手を指導した米田善行さん(42)は「負けず嫌いで、中学時代も努力を重ねエースの座をつかんだ。プロでどこまで成長するか楽しみだ」と語った。