地元ミカンを頬張り笑顔 本部・伊豆味小の児童が収穫体験


社会
この記事を書いた人 Avatar photo 上里 あやめ
伊豆味小の児童らにミカン狩りの方法を教える農家の伊佐常信さん(右端)=21日、本部町伊豆味のみかん園

 【本部】10月からミカン狩りの季節を迎え、地域のことを深く知ろうと本部町立伊豆味小学校の児童らは21日、町伊豆味のみかん園でミカン狩りを体験した。参加した児童ら約30人は両手に特産品のカーブチーを手にし、おいしそうに頰張った。

 今年は台風被害が少なく天候にも恵まれた。香りが良く、農家の伊佐常信さん(84)は「出来の良いミカンがそろっている」と語った。11月中旬まではカーブチーのほか、温州ミカンが味わえる。参加した豊里希礼さん(伊豆味小5年)は「伊豆味にこんなにおいしいミカンがあると知らなかった。他の人にもお薦めしたい」と笑顔だった。

 ミカン狩り体験を企画した本部町農林水産課の松本一也課長は「子どもたちに地域の良さを知ってもらいたかった。毎年の行事として取り組めるように頑張りたい」と語った。