【豊見城】子どもに優しい豊見城市を考える「第1回とみぐすくこどもミーティング」(市主催)が10月24日、同市役所で開催された。市内在住の小中高校生27人が参加した。中高生からは奨学金制度や学びの場の拡充を求める声が多く上がった。小学生は夢を持っている友達の存在や、自身の生活と行政の関わりについて学んだ。
話し合いは小学生と中高校生が二つのグループに分かれて進められた。第1部では「どんなまちに住みたいか」をテーマに話し合った。小学生グループからは「公園が近くにある」「ごみがないまち」「遊園地がほしい」など、自分の生活に身近なところから理想のまちを考える声が上がった。
中高校生は「交通網が発達している」「都市機能が充実している」「犯罪がない」など、より広い視野で市の在り方を考えた。
第2部では「夢をかなえるため応援してもらいたいことは何か」がテーマ。小学生は漫画家やケーキ屋さんなど、自分の夢や今頑張っていることを話した。
また座安小5年の赤嶺円さんからは「ランドセルが重すぎる。パソコンに教科書を入れると軽くなるはずだ」の意見もあり、行政への要望もあった。
向陽高校2年の濱里加那美さん(16)は「自分では思いつかない意見に出合えてとても新鮮だった。まちづくりについてこんなに楽しく考えられたのは初めてだった」と話した。