楓空さん、容体は安定 東京で引き続き治療


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 【中城】小児がんでは希少な「腹膜悪性中皮腫」で闘病中の小学4年生、金城楓空(ふうあ)さん(10)=中城村=を支援する「ふうあの会」は9日、楓空さんの容体が安定しているとフェイスブックで発信した。入院している東京都の国立国際医療研究センターで治療を続けるという。

国立国際医療研究センターに入院している金城楓空さん=8日、東京都(ふうあの会提供)

 10月22日に10時間余りに及ぶ外科手術と化学療法を受けた楓空さんは、さらに化学療法を4日間続け、集中治療室で1週間ほどの経過観察をした。発熱などもあったが治療は順調に進み、安定しているとした。

 9日現在は一般の病室におり、食欲も徐々に回復しているという。楓空さんや家族らは、医療関係者や支援者に感謝している。同会への募金は6日午後3時時点で、目標額2000万円を上回る5317万4557円が寄せられている。楓空さんを励ます手紙や似顔絵などが9日時点で180件以上送られている。