「基地と隣り合わせ、住民を不安に」強盗、傷害、酒気帯び運転…沖縄県が米兵事件に抗議へ


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 米兵による事件が相次いでいることを受け、県の謝花喜一郎副知事は10日、外務省沖縄事務所の橋本尚文沖縄担当大使と沖縄防衛局の田中利則局長を県庁に呼び出し、抗議する。米軍に対して綱紀粛正を求めるよう要請する見通し。

 8日にうるま市で、タクシー運転手の首を絞めて現金約1万円とタクシー1台を奪ったとして、キャンプ・ハンセン所属の米海兵隊上等兵が強盗容疑で逮捕された。10月31日から11月1日未明にかけては中北部で米兵が暴れ、傷害容疑などで5人が逮捕された。7~8日にかけては酒気帯び運転容疑で米兵2人も逮捕されている。

 玉城デニー知事は8日、「日常的に米軍基地と隣り合わせの生活を余儀なくされている県民に、大きな不安を与えるもので強い憤りを禁じ得ない」とコメントを発表していた。