初めて鎌を振るい米20キロを収穫 名護の児童が稲刈り体験


社会
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稲刈りを体験する子どもたち=7日、名護市呉我

 【名護】名護市のデイゴラグビースクール(銘苅信吾代表)が7日、名護市呉我の農園で稲刈り体験をした。スクールの小学1~3年の子どもたち21人が参加し、鎌を使ってもち米約20キロを収穫した。

 食育の一環としての取り組みで、銘苅代表は「自分の食べる物ができる過程を子どもたちに知ってほしかった」と狙いを語る。初めて鎌を扱う子も多く、得意な子に習うなどして作業を進めていったという。「教え合う姿勢はラグビーの練習と同じだ」と目を細める。稲刈りを体験した屋部小1年の富名腰己子(きこ)さんは「鎌をうまく扱うことができた」と振り返った。

 田んぼを提供した嘉納宗順さんは「バーチャルに囲まれる現代社会で、食べ物がどこでできているかを子どもたちに学んでほしい」と話した。