沖縄県内で新型コロナウイルスの感染者が増えていることを受け、玉城デニー沖縄県知事は20日、県庁で臨時記者会見を開き、同日から12月11日まで集中的に会食や家庭内で感染防止策を徹底するよう呼び掛けた。会食では2次会の自粛も求めた。玉城知事は、対策の緩みへの懸念も示し「第3波が来ていると警戒心を持ってほしい」と語り、「第3波」の認識を初めて明らかにした。
会食について(1)4人以下、2時間以内で適度な飲酒を心がける(2)隣席と最低1メートあける(3)マスク・ハンカチで口元を覆って会話する(4)立食ではなく席指定で移動しない―ことを求めた。2次会に流れて長時間の飲食とならないことが望ましいとした。
家庭内の感染防止策としては(1)家庭内でも高齢者や症状のある家族と接する際にマスクを着ける(2)定期的な換気や帰宅直後のうがい(3)食事前後の手洗い―を挙げた。
玉城知事はより一層の健康管理を求め、体調不良時は自宅療養し早期にかかりつけ医や県コールセンターに相談するよう呼び掛けた。今回発信した注意喚起を「新型コロナ対策の集中実施」の第1弾と位置付けている。12月12日以降の対応については感染状況を踏まえて前日の11日に発表する。