【東京】新型コロナウイルスの感染拡大で沖縄への修学旅行を中止した東京・千代田区の私立和洋九段女子高校(学校法人和洋学園)は、修学旅行の代替として沖縄体験学習を5、6日の2日間開催した。琉球舞踊の鑑賞やカチャーシーなどを体験し、同校の2年生91人は沖縄への旅行気分を満喫した。
沖縄修学旅行アドバイザーの高山厚子さんによる講演をはじめ、沖縄料理を食べたり、沖縄美ら海水族館などの映像を見たり、沖縄の学生と平和をテーマにウェブ会議に参加したりした。合成写真で、撮るはずだった集合写真を作成もした。
参加した生徒の大塚彩智さんは「本物の琉球舞踊と三線ライブは迫力が違った。カチャーシーが楽しかった。将来は、海や生物を守る仕事をしたい」と語った。
村田愛さんは「講演会で沖縄の食べ物が体に良いと聞いた。管理栄養士を目指しているので、沖縄の食品を調べて、将来に役立てたい」と笑顔で話した。
修学旅行担当の佐藤紀子教諭は「生徒たちは自発的にアイデアを出して、2日間の沖縄体験に取り組んでいた。良い思い出になったのではないか」と語った。
(山川夏子首都圏通信員)