「感染増加が続けば年末年始は医療崩壊」…浦添市と市医師会が「緊急警戒月間」声明


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新型コロナウイルスの感染予防徹底を呼び掛ける共同声明を発表した松本哲治市長(右)と洲鎌盛一会長=11月30日、浦添市役所

 【浦添】浦添市内で新型コロナウイルス感染者が増加していることを受け、同市(松本哲治市長)と同市医師会(洲鎌盛一会長)は30日、市民に感染予防対策の徹底を求める共同声明を発表した。市内の医療現場から「このまま感染増加が続けば年末年始には医療崩壊が確実」との声が上がっているとして、12月を「緊急警戒月間」と位置付けた。松本市長と洲鎌会長は、3密回避やマスク着用などを改めて呼び掛けた。市の4~10月の感染者数は301人だが11月は29日時点で117人の感染が判明。1日当たり感染者が2桁を超える日が続き、市内医療機関の逼迫(ひっぱく)が懸念されている。

 現場からは「スタッフが疲弊している」「現場は限界に近づいている」と悲痛な声が上がっているという。